コールセンターでの派遣の仕事を辞めたい!そんな時に実行する3つのステップ
アルバイトや派遣社員として、コールセンターで勤務している人は沢山いると思いますがそれと同時に辞めたいと思っている人も少なくはないでしょう。
これは職場や業務によって本当に雰囲気とかストレス度が分かれるところなので一概には言えませんが。
すぐに辞めたいと思っている人、将来的に辞める事を考えている人、今の業務に不満を持っている人などが対象です。
今回は、コールセンターでコミュニケーターとして働いている人向けに「辞めたいと思った時に優先的に実行すべき3つのステップ」をお伝えします。
【ステップ1】辞めたいと思っている理由を今の職場で改善できるか考える
あなたは今の業務はどういう理由で辞めたいですか?
「コールセンターでの仕事が辛くて辞めたい・・・」と思っている人はやはりいます。
研修が終わって、実践投入された直後に感じることも多いです。
特に最初の1か月間は、慣れない中で常に保留にしてお客さんを待たせながら少しずつ経験値を積んでいくしかない時期なんです。
上司にエスカレ(質問すること)を常にしながら、時には教育担当の人にモニタリングをされながら、注意されながら、ミスしながら荒波を抜けていくわけですよ。
でも、それを抜ければいつのまにか慣れて「あれ?このケースはもう覚えたぞ!」というパターンが増えていくので早い段階で感じている人はブレイクスルーがやってくることがほとんどです。
研修中に辞めたいと思うこともあります。
「やばいな、きつそう!」ということで長い研修期間の間にいなくなるというパターンがあります。
実践投入されてからしばらくしたら大体落ち着いていくものなんですけどね。
結構みんな、「ついていけなそう・・」という感じで辞めていく人は多いのがもったいないところなんですよね。
ただ、研修をしている段階でいなくなるのはもったいないかもしれません。
みんな、コールセンターでの仕事をすごく特別視しているからちょっとやばそうな場面を想像して他の仕事よりも難しいと思いこんでしまうんですよね。
また、実際に辞めたいと思っている人で「他の仕事につきたい」と思っている人も多いです。
非正規雇用ということもあって、虎視眈々とコールセンターでの業務をしながらも「正社員になるのは他の業界で」というパターンでしょう。
なので、きついというよりかは他の仕事が決まったらすぐにでも辞めたいと考えている人も結構います。
他にもこの業界特有の辞めたい理由はあります。
・クレームを受けたことがショックで辞めたい
・毎日同じことの繰り返しで将来のキャリアが不安
・入力とか分析とかの喋らない仕事に憧れる
・非正規雇用だからやっぱり就職して安定した仕事がしたい
・もっと稼げる仕事に就くために頑張りたい
・同僚やLD、SVとの人間関係がちょっとギクシャクしている
アルバイトでも派遣でも、この業界で不満に思うことは大体一緒です。
そんな時にまず考えた方が良いのは、「それは今の職場で本当に解決できないことなのか?」ということです。
コールセンター業界だけじゃなく、他の業界でも当然嫌なことはあります。
入力や分析がメインの仕事でも、「ずっと喋らないからさみしい・・・」と思う人もいます。
クレームに関しても、他の業界でもやっぱりあります。
会社が顧客サービスをしている以上、外部からのクレームだけなく社内の人間からもクレームを言われることもあるのです。
また、ひたすら受電をして毎日繰り返しの感覚を持ってしまっているかもしれません。
しかし、他の業界や職種でも慣れてきてしまうとルーティーン化することが多い仕事ばかりです。
他の業界に行ってもまた同じ不満を持つ可能性も十分あります。
そのため、今の職場で不満に思っていることを考え方や取り組み方次第でなんとか改善できないかをまず真っ先に考えてみた方が良いです。
【ステップ2】コールセンターを辞めた後にどうするかを考える
とはいえ、とりあえず今の業務を頑張りながら色々と模索しても「辞めたいものは辞めたい!」と思うことも多いはずです。
色々と早い段階では諦めないで辛い期間を乗り越えれば楽になる事も多いですが、やっぱりどうしようもない時ってありますよね。
「頑張れ!あきらめるな!」なんて人に言われたところで、「そうだよね!」なんて一気に気持ちが変わるなんてのはそうそうない。
自分もそういう時ってありますが、基本的に追い詰められてしまう感じになると本当にそのことしか考えなくなってしまうんですよね。
そういう時は、辞め方を模索する方向で完全に行動に移しましょう。
一旦立ち止まって「本当に辞めていいのか?」と考えた後に出した結論であれば辞めた方が良いです。
本当に合わない業務を無理に続けるべきだとは自分は思いません。
コールセンターなんて、受信も発信も合わせれば日本に死ぬほどあります。
今の職場が無理そうなら、他のもう少し業務などがゆるそうなセンターを探せばいいんです。
いや、そもそもコールセンターが自分には合わないってわかったということなら他の職種を選べばいいと思います。
でも、辞めてからどうするかを考えることは必須です。
「とにかく穏やかな生活がしたいから辞めて束の間の休息を楽しみたい」と思うだけで退職すると、結局またストレスになります。
収入の問題もありますし、仕事してないという罪悪感で辞めてから1週間ぐらいも経つと「今の生活どうしよ・・」なんて思うようになります。
なので、「とにかく考えないで即退職!」は絶対にしない方がいいです。
辞めるという選択肢を固めた後は、少なくとも次の仕事を探しながら勤務を続けたりする方が後々の後悔は圧倒的に少なくなります。
コールセンターで働いていると次の仕事を見つけやすいです。
土日休みの業務もありますが、シフト制も多いので平日に面接を設定しやすいですよね。
そのため、就職・転職サイトなどを利用して在職中に次の仕事を決めてから辞めるというのが他の業界に比べてしやすいわけです。
この業界で働いていると、意外と気づかない利点だったりします。
もちろん、正社員じゃなくてもいいわけです。
別の職種のアルバイトや派遣の仕事に変えて気分を一新するのでもいいんです。
思ってもみなかった適性が見つかるかもしれません。
今は会社に雇われなくても個人でPCやスマホ一つで稼げる環境が整っているので、正社員にこだわる必要性もないです。
また、仕事をすぐに見つけることができなそうなら辞めてから他にやった方が良いことはないかを考えてみましょう。
資格の勉強などは仕事をしてない期間でも前向きになれます。
在職中に資格の勉強をするコミュニケーターも実は結構いますし、辞めてから本格的に難関試験などに取り組んで大幅なキャリアアップに成功する人もいたりします。
大事なのは、勢いだけで辞めないことです。
逆に、辞めた後のことを漠然でもいいから固めたあとはそれに向かって辞め方を考えましょう。
【ステップ3】辞める時の出口戦略を考える
さて、辞めることを決めたあとは「どのタイミングでどのように辞めるか」を決めましょう。
・ある程度の期間を置いてから辞める場合
とりあえずは今の職場で仕事をしながら、次の仕事をじっくりと探したり資格を取得したりする時間があります。
今の業務でストレスが溜まっている部分を明確にして、それを最小化できる仕事は何かを考えていけば自然とやりたい仕事は決まってきます。
やりたいことが明確でない場合は、自分がやりたくないことを明確にすることでも合う仕事が見つかることも多いからです。
それを明確にすることができれば、取得したい資格が決まってきますし辞める時期もおおよそ固まります。
在職中なので忙しくはなりますが、いつもと違うことをして気分転換にもなりますし金銭的な不安はとりあえずないですね。
・すぐに辞める
今の職場はすぐに辞めたいということであれば、辞める意思を職場や派遣会社に伝えてからすぐにとりあえずやるべきことをリストアップしましょう。
コミュニケーターの場合は基本的に引継ぎがないため、辞めやすいですがさすがに即日辞めるというのはもめる可能性が高いです。
派遣社員の場合は契約期間まで勤めてから辞めるのが普通ですが、途中で退職するのであれば1か月前には言っておいた方がいいですね。
少なくとも、シフトが確定している分までは勤めるのが常識的でしょう。
大体のコールセンターは1か月毎にシフトが出ることが多いので、すでに来月のシフトが確定しているなら来月末までとかですね。
まだ翌月のシフト希望を出していないのなら当月末というのも最短で許容範囲かと思います。
そうすると、少なくとも2~3週間は退職までに残されることになるので次の仕事を探し始めましょう。
仕事を探すのではなくても、辞めた後に漫然と過ごすことにならないように退職前の限られた時間で次にやるべきことを決めておくと退職後に手持無沙汰になることがないです。
そして派遣社員であれば派遣会社の担当者、アルバイトであれば職場の管理者に勇気を持って退職する意思を伝えましょう。
自分がコールセンターの派遣を辞めた理由
自分は派遣でコールセンターに数年ほど勤務していことがありますが、もともと別の職種を目指していたのでコールセンターにはある意味で腰掛的な感じでやっていたんですよね。
公認会計士試験を目指していて、お金もなかったので働きながら受験するしかないなという感じで「それなら、残業がまずないコールセンターで時給も良いところ」を選んでほぼ定時上がりが確定な職場で働きながら勉強しようと思って入ったのです。
あと、もともとその前にもアルバイトで受信や発信の仕事もしており「時給の高さ」と「座り仕事」ということを考えるとコールセンター以外にはあり得ないという結論になったのです。
なので、自分の場合は受信の仕事が嫌になったとか「クレームでストレスがたまったから」とかそういう理由ではないです。
無事、在職中に勉強しながら仕事して試験にも合格したのでそっち方面の業界へ転職したということです。
個人的には、みんなコールセンターのクレームとかで病んでしまうみたいなのをネットとかで見たりしますけど「どうせ電話で顔見えないし、殴られないし」という気持ちでいつも受信していたのでクレームを後に引きずることはまずなかったですね。
もちろん、それは人の受け捉え方次第なので辛くて辞めたいというのも業務の複雑さから理解できます。
いずれにせよ、辞めたいと思ったのであればそれに向けて計画を練りましょう。
LEAVE A REPLY